熊本市(上熊本駅舎)

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2005/11/05取材

100年の歴史を閉じ




記憶の彼方に消えようとする、上熊本駅の駅舎です。


上熊本(かみくまもと)駅(旧池田駅)の駅舎は明治25年に開設されました。
当時池田村であったために池田駅の名称でしたが明治34年に上熊本駅と改称されました。
熊本市の玄関口に位置する駅で往時から大変な賑わいだったようです。

この駅舎は、熊本に移り住んだ小泉八雲(ラフガディオ・ハーン)の
「停車場」という小説の舞台にもなりました。

明治29年には夏目漱石も、熊本の五高着任の際、
この駅に降り、以後、熊本で過ごします。

(上の銅像はこの駅に降りた、夏目漱石の銅像です)
 
待合室には、往時をしのぶ写真が展示されています。

  


明治、大正期の建築様式のこの貴重な駅舎は、

昭和49年に近代建築士の保護指定建築物の指定を受けていますが、



この100年もの歴史ある建築物をこのまま残して欲しいとの、

地元の人々の切な想いとは裏腹に、

老朽化(?)との説明のもと、まもなく解体され、新しい駅舎に再建されてしまいます。


きなっせ

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