其中庵
(ごちゅうあん)

山口県山口市・・・小郡

2008/5/4取材

それまでどこにいても放浪者であった山頭火が、

初めて生活人としての第一歩を踏み出したのが、この其中庵です。

昭和七年九月二十日、山頭火は、俳句仲間たちの援けをうけ、
小郡の藁葺の小屋に「其中庵」を結庵し、
十三年までの間、その地に生活の基盤を置いた。





水音の、しんじつ落ちつきました

  
朝焼け雨ふる大根まかう

 
 この柿の木が庵らしくするあるじとして


放浪の歌人、山頭火らしくない句ですね。


といっても・・・
やっぱり、この庵にじっとしていなかったところが山頭火らしいです。

「三八九」増刊、「其中日記」、「草木塔」・・・発行

この其中庵を住処としながらも各地を転々と旅しながら
「山行水行」、「雑草風景」、「旅日記」、「柿の葉」

などの句集を完成させたあたりは、
いずれ帰るところあり・・・の安堵感もあったことでしょう。





平成4年に再建された、現在の其中庵です。







訪ねて、あの其中庵・・・がここだった

いまでも、静かな住宅地。。。立ち去りがたい雰囲気のでした。



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